沖縄の太刀魚は「メガタチ」と呼ばれるオキナワオオタチ
風が少し秋めいてきた頃、沖縄には太刀魚(タチウオ)シーズンが到来します。
沖縄で釣れる太刀魚はサイズが巨大で、通称「メガタチ」と呼ばれるほど。
オキナワオオタチのシーズンは10~2月、ピークは11月12月あたりでしょうか。
ピーク時初期の沖縄太刀魚はサイズはビッグ、数も釣れて、食べても美味しいというお得感あふれるターゲット。
夜釣りで狙っていきます。
今までは、水深のある漁港内でロングミノーを使った太刀魚釣りを楽しんできた僕。
ですが、今回は数とサイズが狙える県内実績ナンバーワンの某所へ釣行する事にしました。
沖縄の太刀魚釣り、シンキングルアーで攻めるには
時間は深夜12時ごろ、干潮の潮周りを狙って現場に到着しました。
常夜灯がLEDに変わったことで、ベイトの付きがあまり良くない状況。
とはいえ、潮通しが良く、水深もじゅうぶんにある広いフィールドであるこのポイント。
まずは、サーチルアーとしてサムライケミバイブの84Sフルルミノーバカラーが出場。
ケミカルライト無し、広範囲での早巻きで、太刀魚の活性をチェックしていきます。
すると、1投目から好反応!
ガッ!ガッ!ガガッ!と、太刀魚特有のバイトあり!
沖縄の太刀魚釣りをする際にシンキングルアーで攻めたい場合。
あたりがあってからそのまま向こう合わせというパターンは、よっぽど活性が高くない限り無いといってもいいでしょう。
タイミングを見計らって、繊細かつ大胆な短いあたりが来た瞬間、瞬発的に鬼フッキングするということが多いですね。
しっかりバイトをフッキングに持ち込み、太刀魚ファイト開始!
この日の足場と魚のサイズから判断して、シーバスロッドのミディアムライトパワーのロッドをセットして出陣。
太刀魚の突っ込むような鋭い引き、手ごたえありのファイトは最高に楽しく、余裕を持って遊べました。
沖縄の太刀魚釣り、ただ巻きからリフト&フォールへ
1本目の太刀魚をキャッチした後、UVライトを照らしながら、リーダー(ワイヤーリーダー20cm)とルアーのフックをチェック。
すぐに2投目を投げていきます。
今度は、常夜灯で照らされた明るい水面を超えて、ほの暗いゾーン入った瞬間にヒット!
こちらも難なくキャッチできました。
太刀魚は地合いでない場合、同じルアーやアクション、形状、光り方にすぐ飽きるイメージがあるので、数を狙いたい時には頻繁にルアーチェンジしたり、動かし方を変えたりしています。
さて、お次はただ巻きからリフト&フォールへと変更です。
この釣り方は基本的にフォールであたりが来るので、集中力やラインメンディング、合わせのタイミングが難しく、個人的には最も好きな釣り方かもしれません。
投げていると、やはりフォール時にラインが持っていかれ、次のリフト時にバイト!
はい、フッキング成功です。
このポイントの状況において、フォールで食ってくるような太刀魚は比較的サイズが良いことが多いのです。
その経験もあって、僕はなるべく丁寧なファイトを心がけるようにしています。
上がってきたのは、1mを軽く超える指5本のドラゴンサイズ!
釣り人の間で通じる太さの表現=指の本数というのもまた面白いところ。
太刀魚ルアーオールスターズで刀狩り!
続いて、ルアーをエヴォルーツ120にチェンジ。
表層での反応を見てみますが、ルアーの軌道をズラすだけというやる気の無いバイトだったため、またまたルアーチェンジです。
サムライ太刀ワインドダートに切り替え、今回はケミカルライトも内蔵してみます。
このワームにはクワトロフックが標準で装備されており、フッキング率も抜群です。
ワインドは、スレたり活性の低い場面において心強い武器になってくれます!
立て続けに、太刀魚4本をキャッチ。
2桁の釣果が見えてきた頃、潮の絡みもあって、釣りできる状況が残りあと10分に。
なんとか結果を出したいと思い、太刀魚ルアーオールスターズをフル動員で挑みます。
マールアミーゴ、TDサイレントバイブ、パワーシャッド、ローケイトスプーン!
手持ちの太刀魚ルアーオールスターズを駆使しましたが…
惜しくも、タイムアップで最終釣果は9太刀!
目標達成にはあと一歩という結果だったものの、短時間ナイトゲームにしては、大満足すぎるほどの釣果を持って帰路につきました。
おすすめの沖縄太刀魚レシピ
数が欲しかった理由は食べるというのが1番で、以前思いつきで作ってみた“太刀魚のトマト煮込み”がとても絶品だったからです。
カレーに、パスタに、家族みんなで美味しく重宝された太刀魚レシピ。
太刀魚らしい個性的な味わいは残ったまま、トマトで香り豊かに仕上がります。
作り置きもできるので妻にもありがたがられました。笑
深めの鍋に、材料を入れたらほったらかしで煮込むだけの簡単さも嬉しい料理です。
太刀魚、トマト(フレッシュでも缶詰でもOK)、玉ねぎやブロッコリーなどの野菜。
ローレル、オレガノ、白ワイン(料理酒)、ニンニクとショウガ少々。
コンソメ、塩こしょう、ケチャップ少々、オリーブオイルひとまわし。
味付けで最上級に手を抜きたい場合は、トマト缶+イタリアンドレッシングがおすすめです。
この即席トマトソースは、ピザソースにしたりパスタソースにも活用できますよ。
もちろん、炙りでいただく刺身も最高のお味。
シンプルな塩焼き、ムニエルもこれまたおいしかったです。
カラッと揚げて骨せんべい、それをすりつぶしてふりかけとしても美味。
カルシウム豊富な一品は、育ち盛りのお子様にいいかもしれません。
今回のようにパターンがハマったり、地合いでたくさん釣れた時にはぜひお試しいただきたい!
沖縄での刀狩り、成功の向こう側に美味あり!
【FISH DATA】
Cutlassfish
太刀魚(タチウオ)
カットラスフィッシュ、サーベルフィッシュ
オキナワオオタチ=メガタチ
【TACKLE DATA】
■Rod
DAIWA リバティクラブシーバス 96ML
■Reel
SHIMANO 18STELLA C3000XG
■Line
サンヨーナイロン ソルトマックス PE1.5号
■Leader
サンヨーナイロン ソルトマックスナイロン30lb
N.T.SWIVEL サーベルリーダー
■Other
DAISO ダイソー ケミカルライト 25
■Lure
DAIWA サムライ太刀 ケミバイブ 84S フルルミノーバ
DAIWA サムライ太刀 ワインドダート
DAIWA T.D.バイブレーション マッキーブラックカラー使用
BLAZEYE EVOROOTS120F メラニウムブラック
Maria Mar Amigo80(初代)マッキーブラックカラー使用
ECOGEAR パワーシャッド6インチ パールグロー
シーランドオリジナルスプーン ローケイト K701カラー
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